業務系とWeb系の違い
一部BtoCの部分もありながらも、今まで10年ほど業務系でやってきました。
初めて先日からWeb系の案件に入ったのですが、技術的に未経験なことばかりでワクワクしています。
・業務系 ほとんど同じ環境(良い意味で安定している)
例えば、私の経験で言うとAWS+Java(SpringBoot)+Vue.jsです。
業務系で意識の高いところはDockerで開発環境を構築します。
開発マシンは間違いなくWindowsです。
・Web系 最新技術盛り盛り
Web系はやはり技術的な意識が高く、AWS、Dockerは当たり前です。
B to Cサービスだと、今は当然iOS/Androidのアプリも作成されます。
開発マシンはMacが採用され、使用経験が面談で問われます。
firebaseもよく採用されるようです。
業務系とWeb系は違う世界と思ってください。
どちらが優れているという話ではありません。
同じエンジニアリングでも、要求されることは全然違います。
業務系からWeb系エンジニアになる方法
フリーランスエンジニアとして「将来的にこんな案件に携われるようになりたい」というのがあって、次期参画案件を探すときに、重要な考え方があります。
それは、「ステップbyステップで徐々に近づいていく」ということです。
いきなり希望の技術スタックどんぴしゃの案件に入ろうとするとハードルが上がります。
「ステップbyステップで近づいていく」であれば十分可能になります。
ステップ1 Web系の案件にバックエンドのJavaエンジニアとして潜り込む
iOS/Android/Reactなんかの経験がなくても、サーバサイドがJavaであれば、その案件にサーバサイドエンジニアとして参画できます。
Web系案件に強いエージェントに、「Web系案件に入りたい」旨伝えて、粘り強く案件に応募し続けましょう。
1件受かるのに最低5件ぐらいは面談する必要があります。
(全スキル要求を満たしていれば、1回でも受かります)
ステップ2 徐々に活動の幅を広げていく
Web系案件は1人のエンジニアが幅広く業務を担当できることを歓迎する傾向があります。(フルスタックエンジニアが歓迎されます)
最初はJava関連の機能追加なんかをやっていき、その間にiOSやAndroid、Reactのコードを読んで勉強しておきます。
半年ぐらいすればそのプロジェクトの業務知識もついていますし、事前勉強もできているでしょうから、「iOSもできます」「React触りたいです」とアピールして少しずつ触手を伸ばしていくことは十分可能でしょう。
そうなれば、職務経歴書はかなり賑やかになりますね!
エンジニアとしての寿命も伸びそうです。
Web系案件が豊富なエージェントは?
×PE-BANK (業務系が多い)
私の参画している案件でも、上記2社のエンジニアがたくさん活躍しています。
PE-BANKはWeb系は本当に少ないので、Web系案件に入りたいなら、上記2社への登録は必須です。
エージェントによって、業務系とWeb系で得意とする領域が全然違うということは、認識しておいてください。
Web系がいいのか?
最後に、業務系と比べてWeb系がいいのか?ということに触れます。
結論から言うと、どっちもどっちです。
Web系の方がいいと言うことは一切ありませんので、
業務系の経験しかないままエンジニア人生が終えても全く問題ないし、
恥ずかしいことでもなんでもないです。
業務系とWeb系は違う世界だと感じます。
業務系には業務系でしか経験できないことや、メリットもあります。
Web系は最新技術が盛り込まれていますので、やはりそれらをキャッチアップしていく気概は必要です。
その分、単価が良いかと言うとそうではありません。
業務系は一とつの言語でじっくり開発していきたい、大人数のチームの中で力を発揮したいという人には向いていると思います。