ELBの3つの基本的な役割・機能
リクエストの分散・振り分け
1つ目はELBという名前の通り、ロードバランシングです。
リクエストを複数のサーバに分散します。
そうすることで、サーバにかかる負荷が分散され、各サーバは安定してサービスを継続することができます。
SSL処理
HTTPSによる暗号化された通信を行う場合、各Webサーバで復号化するのは重い処理です。
ELBで復号しておき、平文をWebサーバに転送することで、Webサーバの負荷を軽減することができます。
ELBは復号のための専用の仕組みが用意されているため、Webサーバでの複合よりも高速に行うことができます。
不正リクエスト対策
不正なリクエストが送信されてきた場合、いきなりWebサーバで受け取るのは危険です。
ELBは不正なリクエストを検知する機能を持っているため、Webサーバに不正なリクエストが届く前に、そのリクエストを破棄することができ、Webサーバを守ることができます。
ELBの3つの種類
ALB-Application Load Balancer
HTTP/HTTPSをロードバランシングする。
WebサイトやRest APIの構築で使用される。
NLB-Network Load Balancer
HTTP/HTTPS以外のプロトコルをロードバランシングする。
Classic Load Balancer
ALBやNLBが登場する前に使われていた、古いロードバランサー。
今後作成するELBでこのタイプを選択することは基本的にはない。