QCDとは?
QCDはQuality、Cost、Deliveryの3つの要素からなる。プロジェクトマネージメントの要がQCDに基づいてプロジェクトを管理することである。
Q:品質
QCDのうち最も重要。Qを担保するために、CDをコントロールするという観点が必要。
開発されるシステムの品質が、定めた品質に達しているかを管理すること。
下記の各フェーズ終了時に、フェーズの要求(納品物)が適正な品質であるか確認することが。
- 要件定義
- 論理設計
- 物理設計
- 製造/単体テスト
- システムテスト
C:コスト
定めた品質に達したシステムを予算内で納品するために、費用を管理することを指す。
費用の大半は人件費である。コストが増大するのは遅延が発生する時である。そのため、遅延が発生しないように、実現可能なスケジュールの立案と実行状況の評価が重要になる。
D:デリバリー
スケジュールの立案と実行状況の評価を指す。特に、スケジュール(計画)の立案が重要となる。WBSの作成が具体的な作業になるが、実行可能なレベルで記述すること、定量的に測定可能なスケジュールとすること。
プロジェクトの成否は計画で8割決まると言われている。