その現場のトップになるということ
エンジニア歴10年の私が思うに、その現場でトップになるということは、
兎にも角にも「そのシステムの仕様を知ってる」ことに尽きると思います。
言い換えると「そのシステムに一番詳しい人になる」ということです。
システムの仕様を知っていると、会話に参加しやすいですし、
お客さんからも最初の相談役として選ばれやすくなります。
大きいシステムになればなるほど、システム全体の仕様を把握することは難しくなります。
その現場のトップになる3つの方法
方法は3つあります。
1つは、できるだけ長く現場にいる。
現場にいながらたくさん仕様書やソースコードを読んで、
一番詳しくなるよう少しずつ知識を増やしていきます。
2年もすれば、ほとんどのエンジニアは違う現場に行ってるので、
トップ、もしくはNo2くらいの存在にはなっているはずです。
2つ目に、「新規開発案件に入る」です。
新規開発案件だと、全員0からのスタートです。
また、リリース前に人が減っていくのも特徴です。
なぜリリース前に人が減るかというと、
現場目線では、マンパワーがそこまでいらなくなるのと、
エンジニアは保守開発より新規開発の方が楽しいので自然と抜けるからです。
最後3つ目が、今いる人たちの現場歴を聞いて、
「現場歴が浅い人が多い案件を選ぶ」です。
これは案件面談時に現場の人に聞く必要があります。
現場歴が浅い人ばかり、例えば半年ぐらいの人が多いと、
後発組のあなたでもちょっと努力すれば十分知識量で上回ることが可能です。
新規開発案件に入るのがオススメです
一番のおすすめは、2番目の「新規開発案件に入る」です。
次期案件を探すときにエージェントに「新規開発案件で」と伝えればOKです。
また、リリース後も引き続き常駐可能かどうかも案件面談時に確認が取れれば完璧です。
案件によっては「開発中に活躍していただけたら可能です」ということもあります。その場合は、開発中にネガティブな評価を受けないようにしましょう。
新規開発案件に入れたら、コーディングを楽しみながら、周辺機能の仕様把握をしておきましょう。
リリース前後で多くの人が抜けてしまうので、あとはあなたの天下になります。
新規開発案件を探す方法
案件面談時から、その案件におけるトップになることを考えて、
戦略的に案件を選んでみてはいかがでしょうか?
新規開発案件を効率的に探すには、複数のエージェントに連絡をとって、
「○月から参画可能な案件を探しています。新規開発案件を希望します。」
と伝えればOKです。
エージェントによって全然違う案件を提示してくるので、必ず複数社に案件情報をもらってください。いつも決めてるところがあるという場合でも、情報をもらうのはタダなので、情報だけでも見ておいた方がいいです。
その理由は繰り返しになりますが、エージェントによって持ってる案件が全然違うからです。