UI、画面デザインを考える場合、ユーザーがアプリが対象とする分野の知識がどれだけあるかを考慮すると良いです。
ユーザーがアプリの対象分野について知識がある場合
ユーザーがアプリの対象とする分野についてよく知っている場合、自由入力できる形が良いです。
確定申告ソフトを例にしてみます。
会計士であれば、仕訳帳の入力や勘定科目はすぐに選択できるので、表形式のUIがあって、プルダウンから選択できるようにさえしておけば、自分で入力できます。
専門家だけが知ってるような知識も細かく入力できるようになっていれば、さらに満足してくれるでしょう。(専門家を満足させるのは難しいということです。)
ユーザーが社内の業務をよく知っている人向けの業務システムが該当します。
ユーザーがアプリの対象分野について知識がない
B to B や B to C の場合、不特定多数の人が使います。不特定多数の中には、いろんな知識レベルの人がいますね。
ユーザーがアプリの対象とする分野についてあまり知らない or 聞いたことがある程度の人なら、自由入力できる形だけ用意しても、何をどう入力していいかわかりません。
その結果、登録してちょっと使ったけどどうすればいいかわからなかったと言うことになり、使われないアプリになってしまいます。1ヶ月以内に解約されるでしょう。
知識がない人は、ユースケースごとに入力を補助してくれないと入力できません。
確定申告ソフトを例にすると、会計士やFPでもない限り、仕訳帳の入力の仕方、特に勘定科目の選択なんかどうしたらいいかわかりません。
そこで、いくつかの利用シーンに応じた入力補助機能があると、専門用語を知らなくても、ユーザーは仕訳帳の入力を進めることができるようになります。
専門知識がなくてもゴールを達成できるようなUIにする必要があります。
その結果、ユーザーは確定申告書を作成するという当初の目的を達成でき、満足します。
ユーザーが増えれば増えるほど、知識レベルの低い人も増えてきますので、「簡単入力」みたいなモードが必要です。